お薬は必要なのでしょうか?
発達障害、とくにADHDの診断を受けている方の中には、お薬を服用されている方もいらっしゃると思います。
ADHDに関しては、お薬が効くことが証明されていますからね。
お薬を飲むことで、本人が学校で過ごしやすくなったり、イライラすることが減ったり。
良い効果が得られる場合が多いそうです。
ただ、子どもに服用させるとなると…悩みませんか?
わたしは悩みました。
家族の反対
現在三年生の息子。
二年生の時に、教室にいるのが難しく、常に何かにイライラ、急に泣いたり大声を出したりと、
とても不安定な状態でした。
受診の際、気持ちを落ち着けてあげるような薬を試してみましょうかと言われましたが、
なんとなくお薬に抵抗があったわたし。
すぐには決められず、夫と相談することにしました。
夫は、薬には反対でした。
わたしの迷い
夫は反対とはいえ、わたしはまだ迷っていました。
わたしは学校に何度も足を運んで、息子の不安定で辛そうな姿を目の当たりにしていましたし、
お薬でそれが良くなるのなら、試してみてもいいんじゃないかと思ったのです。
でも、心の底では、本当はお薬は使いたくないとの気持ちが…。
ですので、お薬が必要かもしれないと思いつつも、反対する夫を説得するほどの気持ちは持っていなかったのです。
環境を整えるために動く
主治医にそう話したところ、
お薬の件は保留、まずは学校での環境を整えるように学校側と話し合いましょう
とのことでした。
主治医も、環境を整えることが第一、環境が悪い状態でお薬で気持ちを落ち着かせても、根本的な解決にはならないとのお考えでした。
そこで、担任の先生とも話し、まずは支援級を見学・体験させてもらうことにしました。
一日のうち二時間ほど、支援級ですごす日々が始まりました。
普通級で過ごす時も、出来る限り支援の先生をつけてもらい、教室が辛いようなら別の部屋で、プリントをやったりして過ごしました。
教室の中にもパーテーションを設置してもらい、音楽など音が辛い時には、パーテーションの中で授業を受けたりしていました。
落ち着いてきたので、薬はいらないかも・・・
環境を整えてしばらくすると、息子の様子は落ち着いてきました。
この調子だったらお薬は必要ないのではないかと考えるようになりました。
つづきます。