ASD・ADHD子育て ちょっとそこまで

発達障害の兄妹を育てています。

ADOSー2検査を受けました✳︎娘5歳

少し前になりますが、ADOSー2という検査をうけました。

 

 

▽娘が自閉症スペクトラムの診断を受けるまで▽

 

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ADOSー2とは

自閉症診断観察検査第2版」という検査で、自閉症スペクトラムの疑いのある人を対象に、

対人、コミュニケーション行動、遊び、興味と反復行動について客観的に判断して診断するものです。

 

 

娘の結果

娘の結果としては、同じ生活年齢、言語水準の自閉症スペクトラム症児と比較して、

10段階中の8、重度との診断となりました。

ちなみにこれは、全般的な適応のしやすさとは別の指標だそうです。

 

 

コミュニケーション

 発語は非常に多い。

  ⇨経験や感情に言及することができている。

 会話の進め方が一方的になりがち。

  ⇨検査者に対してあまり興味がないよう。突然話題をかえたり。

 

相互的対人関係

 アイコンタクトは少なめ

  ⇨要求や許可を得る時にはアイコンタクトが見られたが、

   共感を求めるアイコンタクトは少なかった。

 

創造性/想像力

 一人遊び

  ⇨人形遊びで、検査者が関わろうとするとやめさせたり、

   いらないと言ったり。

   何度か、強めに促すと、受け入れることも。

 

 

総合的な結果と、今後の課題

他者との相互性が乏しく、他者の枠組み内で満足感を得にくい。

相手のペースに合わせる、他社のアイデアを受け入れるということが課題。

相手のことを話に相槌を打つことや、「〇〇って言おうね」など、場面に応じたセリフを具体的に教えていくのが良い。

また、片付けの手伝いなどは何度も自分から行っていたことから、「場面ー行動」が学習しやすいよう。

 

 

わたしの感想

わたしからみた娘は、とても明るくて人懐っこく、表情も豊かな子です。

仲のいいお友だちもたくさんいて、幼稚園のあとに毎日のように公園に行き、お友だちと遊んでいます。

様子を見ていても、時々喧嘩はあるもののお互いに話して解決し、仲良く遊んでいます。

相手の話に、一応「そうなんだ」などの相槌を打つこともできているように思います。

 

結果に対して、「そうかなあ?」と思う点はいくつかありましたが、

「他者の枠組み内で満足感を得にくい」というのは、たしかにそうかもしれないと思いました。

家での遊びの中で、自分の思っていたことと違うことを兄がしてしまい、激しく怒るということはよくあります。

兄が、こんなふうにしようと提案しても、受け入れられないことも。(これは半年ほど前の検査なので、最近は受け入れて楽しく遊べることも多いです)

 

ただ、わたしからみた娘と、初対面の他者から見た娘は、違うものです。

客観的にみてもらった結果として、そういう面もあるのだなと、別の視点として受け入れています。

 

 

おわりに

今年小学生になった娘は、今までの幼稚園児とは違い、より社会的な振る舞いが求められてくると思います。

仲のいい相手だけでなく、時々だけ会う先生や、新しいお友達と円滑に関係を築くためには、

相手を受け入れる姿勢を見せることは必要なことであるので、

これからの課題として、見ていきたいと思っています。